☆がま口ポーチの作り方。型紙から完成まで解説

店長です!これからこのページで、みんなが知りたいちょっとしたコツや技、あんなことこんなことを、ぼちぼち書いていきます。
どうぞよろしくお願いします。

シンプルで使いやすい角型がま口ポーチ

【1】完成作品はこれっ!


出し入れ楽々で使いやすいサイズ。
幅15cmの角型がま口金具を使用した、化粧ポーチや小物入れにピッタリながま口の作り方のご紹介です。さあ型紙から、一緒に作っていきましょう。
※すべての画像はクリックで拡大します
【2】型紙の作り方

がま口金具の紹介⇒幅15cm×高さ58㎜の角型です。
まず、用途を考えて仕上がりのサイズを決めます。 今回作る大きさは、底幅17cm(同幅21)×高さ12cm×マチ4cmこの出来上がりサイズで型紙を考えていきます。
【3】

金具の中心点の印と曲角の直線終わりの所を起点に印をつけます。型紙に使用する厚紙の中心ライン(赤)を引き、これに交わる 金具位置のライン(一番上の横ライン黒)を入れます。画像ではこの2本の線に合わせて金具を置きました。 【2】で紹介した作りたいサイズで線を入れていきます。
【4】

次にリベット部分のラインを決めます。基点を軸にして作りたい胴幅までくるりとリベット端を回転させ金具の外線を引きます。 左右同じように作業します。
【5】

縫い代なしの型紙が出来ました。ここに縫い代をつけていきます。ここでは脇とマチの縫い代を6mm、底の縫い代を10mmでとります。
【6】

周囲に縫い代を入れて切り取りました。画像ではわかりやすく口金を当ててみました。
【7】

リベット部分に3cmで6mmの縫い代を付けました。(赤丸部分です)横にある四角い型紙はポケット用です。
【8】道具

・カッティング定規・方眼定規
・カッター・口金入れ
・口金つぶし・接着剤(アクリア)
・口金クリップ・はさみ
・油性マジック(印付け用)・ミシン
・ミシン針・ミシン糸
・目打ち・マイナスドライバー
・両面テープ・文鎮
・クリアクリーナー
・マスキングテープまたはセロハンテープ
※揃えておくと便利な、基本の道具はこちらから購入できます
【9】生地の準備

2種類の生地を選びました。柄の出方を考えて接着芯を貼っていきます。
【10】

柄の出方にこだわりたい時は、接着芯を貼るときに
十字線を引くとわかりやすいです。
【11】

型紙より大きく切った接着芯を生地に貼っていきます。今回は シール芯を使用しています。
【12】

マトリョーシカ柄の表生地の裁断と裏生地の裁断が出来ました。
【13】縫製

いよいよ縫製です。まずは、底を中表で縫い合わせましょう。 マグネット定規を使うと安定した幅で縫うことが出来るのでおすすめです。
【14】

底の縫い代を割り広げて押さえミシンをかけます。
【15】

次に脇を縫いましょう。赤い点が脇の縫い止まりになります。ここはリベットのⅤ字部分です。
【16】

脇下部分の縫い代を割り、マチを縫い合わせていきます。
【17】

表胴のマチは厚みがあるので、ずれないように中央から縫い始めます。左右のマチを縫い終わったら表に返します。
【18】

裏胴も同様に作製しましょう。
【19】

表胴、裏胴ともにリベット部分の縫い代を 両面テープを使って折ります。
【20】

表胴の中に裏胴を合わせて、口周りを生地端から2mmでぐるりと一周縫います。
【21】口金入れ

裏胴と金具の中心にマスキングテープやセロハンテープを貼り印を付けます。
【22】

仮入れをして、紙芯のサイズを決めます。今回の生地には 紙芯15号がピッタリでした。※口金に生地を差し込んだ時に口金用クリップで挟むと作業効率がUPします。
【23】

紙芯を金具の長さより1~2cm長めに切って準備します。※紙芯は1本で使用しても、3本に切って使用してもお好みに応じて大丈夫です。
【24】

口金に 接着剤を塗ります。
【25】

本体を差し込み、 口金入れペンチなどを使用して紙芯を入れていきましょう。
【26】

口金を入れ終わったら、金具の脇を 口金つぶしで押さえてしっかり止めておきます。これで完成です!半日~1日ほど、口を開けて接着剤を乾かしておきましょう。
※口金にマジックで書いた印は、クリアクリーナーでふき取ると綺麗に落ちます。
【27】

明日から、一緒にお出かけできます!お手持ちのがま口金具を使用して型紙の作り方を参考に 自分だけのがま口を作ってみませんか?

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